手間いらずで美しい緑の絨毯が楽しめるクラピアですが、実は放置すると様々な問題が発生する可能性があります。今回はクラピアをほったらかしにした末路を紹介します。
クラピアをほったらかしにしたら?
クラピアを完全にほったらかしにすると、以下のような状態になる可能性があります。
- 見た目の悪化
- 防草効果の低下
- 病害虫の発生
- 乾燥により枯れる
1.見た目の悪化
クラピアが横に伸び過ぎて、花壇や歩道などの侵入してほしくない場所にも広がってしまうことがあります。さらに、クラピアは横に広がる性質とは縦にも成長する場合もあるため、放置しておくとモサモサして見た目が悪くなります。
2.防草効果の低下
クラピアは密に生い茂ることで雑草が生えにくくなりますが、放置すると隙間ができやすくなり、雑草が生えやすくなります。雑草は生え放題になると当然見た目の悪化にも繋がります。
3.病害虫の発生
放置することで、病害虫が発生しやすくなり、クラピアの健康を損なう可能性があります。
4.乾燥により枯れる
真夏に数週間雨が降らない時でさえ、水やりをせずにほったらかしていたらさすがに枯れました...。
なんとか全滅は免れましたが、かなり広範囲に渡りクラピアが枯れてしまいました。
放置しても大丈夫な場合もある?
クラピアは、道路法面や河川敷など、人があまり立ち入らない場所での利用を想定して開発されたため、ある程度の放置に耐えられるように設計されています。しかし、一般家庭の庭など、見た目を重視する場合には、定期的な手入れが必要になります。
そこで、7年間の栽培経験から最低限のクラピアの手入れを紹介します。
最低限の手入れ方法
- 月に1度の刈り込み
- 小まめな草むしり
- 状況によって水やり
- 必要に応じた肥料
1.クラピアを刈り込むことで「見た目の悪化」「防草効果の低下」「病害虫の発生」を改善する効果があります。月に1度は最低でも行うとよいでしょう。
2.草むしりをする事も「見た目の悪化」「防草効果の低下」につながります。雑草をそのままにしておくと、種が出来たり地下茎を伸ばしたりしてより雑草が生えやすくなる環境になってしまうためです。
3.クラピアは乾燥に強く基本的に降雨だけで十分ですが、真夏に雨が1週間降らなければ水やりをした方がいいです。
4.クラピアの成育状態を見ながら、必要に応じて肥料を与えてあげる事で、健康で美しい状態を保てます。
まとめ
クラピアは手間いらずで魅力的な植物ですが、美しい状態を保つためには、ある程度の管理が必要です。放置すると、雑草が生えたり、病害虫が発生したりする可能性があり、最悪の場合枯れてしまう事もあるので、完全にほったらかしにするのは避けてください。