クラピアとヒメイワダレソウの違い
クラピアとヒメイワダレソウの違いを一言で言うなら、「クラピアは植えてもいい」「ヒメイワダレソウは植えない方がいい」です。
ヒメイワダレソウは外来種
クラピアと似たようなグランドカバーとして売られているヒメイワダレソウ（リピア、リッピア）は、生態系に被害を及ぼす恐れのある外来種として、環境省の「重点対策外来種」に指定されています。
庭などで栽培すること自体は法律で禁止されていませんが、種子や株を捨てて野生化の原因とならないように、適切に管理することが求められています。
よくお祭りなどのカメすくいで取ったカメを、飼育しないで逃がしてしまって生態系に影響を及ぼして問題になっているのと同じようなことですね。
特徴の違い
クラピアの特徴
- イワダレソウの品種改良種。
- 草丈が低く、密度の高い緑の絨毯を作り、
雑草抑制効果が高い。 - タネが出来ない
- 水やりなどの手入れがほとんどいらない
- 高価なことがデメリット
ヒメイワダレソウの特徴
- クラピアよりも密度が低く、スカスカになりやすい為、雑草抑制効果が低い
- １番の違いは種子を作り、こぼれ種で増えてしまうこと。
- 唯一のメリットは、クラピアより安価なこと(クラピアは、550円/苗に対してヒメイワダレソウは半額以下で購入できます)。
どちらを選ぶべきか
どうしてもコストを抑えたいならヒメイワダレソウもありですが、始めに触れたように「重点対策外来種」に指定されている事と、グランドカバーとしての性能がクラピアの方が格段に上なので、無難にクラピアを選ぶ事をオススメします。
まとめ
| 特徴 | クラピア | ヒメイワダレソウ |
|---|---|---|
| 手入れ | 少ない | 多い |
| 葉の密度 | 緻密 | スカスカ |
| 草丈 | 低い | 高い |
| 種子 | 作らない | 作る |
| 生態系への影響 | 小さい | 大きい |
| 価格 | 高い | 安い |
植えてから駆除するのは大変なので、どちらを選ぶかはよく考えてから購入する事をオススメします。
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