クラピアは、その緻密な生育で雑草を抑える優れたグランドカバー植物として知られています。しかし、中には「クラピアを植えたのに、雑草だらけになってしまう!」という方もいるのではないでしょうか。
実は私もその内の1人だったりします。
クラピアに雑草が生えてしまう原因は様々です。
- 植え付け時の準備不足:
土壌の準備が不十分で、雑草の根が残っていたり、雑草の種が混入していた。
植え付け時はまだクラピアが地面を被覆していないので、雑草が生える隙間ができてしまった。 - 季節の影響:
春は特に雑草の生育が活発で、クラピアがまだ冬枯れから復活せずに密生していない時期に雑草が勢力を伸ばしてしまった。 - 日照の影響:
日陰になる部分では湿度が高くなりやすく、クラピアの成育も悪くなってしまい、コケなどの雑草が生えてやすくなる。
クラピアに生える代表的な雑草
クラピアに生えてくる代表的な雑草をいくつか紹介します。
- スギナ: 根茎が深く、一度生えると根絶するのが難しい多年草です。
- クローバー: マメ科の植物で、繁殖力が強く、あっという間に広がります。
- メヒシバ: 夏場に多く見られる一年草で、繁殖力が旺盛でアレロパシーをだす厄介な雑草です。
- カタバミ: ハート型の葉が特徴的な多年草で、地下茎で広がります
どれも厄介な雑草で、手で抜こうとしても根が残ってしまい根絶が難しい植物ばかりです。
雑草が生えてしまった時の対策
そこで、クラピアに雑草が生えてしまった時の対策を以下にまとめました。
- 【こまめな手入れ】
定期的に雑草を抜き、クラピアが緻密になっている状態をキープするように管理しましょう。雑草を抜く際は、なるべく根ごと引き抜くようにすると効果的です。 - 【除草剤の使用】
クラピアにも使用できるカーメックスを使用するのも有効です。
▽クラピアの除草剤についてはコチラを参考にしてください
雑草を駆除した後は、クラピアの成長を促すために適切な肥料を与えて、雑草が生えにくいよう刈り込みなどの手入れをしていれば雑草が生えてこなくなります。
まとめ
クラピアは、手間をかければかけるほど美しい緑の絨毯を育てることが出来ます。しかし、雑草対策は欠かせません。ローメンテナンス植物と言われていて、たしかに芝生に比べて水やりや芝刈りといった手入れが格段に少ないですが、ある程度の手入れをしてあげないと雑草だらけになってしまう可能性はあります。この記事を参考に、ご自身の庭に合った対策を行い、美しいクラピアの庭作りを目指しましょう。
リンク